梅雨時期のお弁当を食中毒から守る注意点は?前日でも?保冷剤は必要?
年間を通して発生する食中毒ですが、梅雨時期になると食材が傷みやすくなるのでいつも以上に心配になりますよね。
事実、食中毒は6月から10月の間に多発しているので、この時期は特に注意が必要です。
そこで今回は、梅雨時期のお弁当づくりで気をつけるポイントについてまとめました。
Contents
梅雨時期のお弁当を食中毒から守る注意点は?
お弁当を食中毒から守る基本は、菌を増やさない事です。
注意点は
・素手で食材を触らない
・生野菜は避ける
・食材に火をしっかり通す
・水分の多いおかずを避ける
です。
しっかり冷ましてからフタをする
お弁当が温かい内にフタをしてしまうと細菌が増えるのに適した温度(35℃前後)の状態が長くなってしまいます。
またフタに水蒸気がついて、より細菌が繁殖しやすい環境になります。
空気に触れさせてしっかり冷ますと、繁殖適温以下なので細菌の繁殖を抑えることが出来ます。
素手で食材を触らない
私達の手には色々な菌が付着しています。
人の手に普通に付いている黄色ブドウ球菌などによる食中毒も発生しています。
おにぎりを作る際も、素手では握らずサランラップを使用しましょう。
食材に手の菌が付着して、その菌が保存している間に増殖して・・・という事になってしまいます。
しっかり手を洗うのはもちろんの事、菜箸を使うなどして食材には触れないように気をつけましょう。
生野菜は避ける
レタスやトマトなどの生野菜はお弁当に彩りを添えるのに便利ですが、この時期は避けましょう。
しっかり洗っても菌が付いている可能性がありますし、水分を多く含んでいるので傷みやすいのです。
この時期は茹でた野菜(ブロッコリー・にんじん)やピクルス・酢の物で彩りを加えましょう。
食材に火をしっかり通す
素材の中心部まで、火をしっかり通します。
肉や魚はもちろんの事、要注意なのが卵焼き・ゆでたまごです。
半熟だと傷みやすいので、しっかり火を通しましょう。
水分の多いおかずを避ける
菌は水分が多いと増えやすいため、焼いたり揚げたりして水分が少なくなるような調理方法を心がけます。
砂糖や醤油には防腐効果があるので、全体的にやや濃い味付けにしましょう。
お酢を活用すると、食材が傷みにくくなるのでおススメです。
ご飯に少量の酢を入れて炊くと、味も変わらずに傷みにくくなりますよ。
梅雨時期のお弁当は前日に作っても大丈夫?
夕飯のおかずを翌日のお弁当に入れる方も多いですよね。
お弁当用におかずを作って冷凍されている方も居ると思います。
前日のおかずをお弁当に入れる場合は、朝しっかりレンジで過熱をして冷ましてから持っていくようにしましょう。
電子レンジは一部の菌を除いて殺菌効果があります。
そのまま持っていくと想像以上に菌が増えてしまうんです。
ご飯は冷蔵庫で冷やしてしまうと、固くてパサパサになってしまうのでご飯も温めます。
理想は朝炊飯器から詰めることです。
冷凍させているおかずも、朝しっかりレンジで加熱をして冷ましてから詰めましょう。
冷凍では菌は死滅しません。
自宅でつくったおかずは、自然解凍で温度が上がると菌が増殖してしまいます。
ただ市販されている自然解凍タイプの冷凍食品は、製造工程での衛生状態がしっかり保たれているのでそのまま入れて大丈夫です。
保冷効果もあるので、上手く組み合わせて入れると良いですね。
梅雨時期の弁当に保冷剤は必要?
梅雨時期のお弁当に保冷剤は必要です。
しっかり冷ましてフタをしたお弁当箱に保冷剤を組み合わせると、温度が上がらず菌が増殖しにくくなります。
今は保冷剤がフタに付けられるタイプのお弁当箱もあるので、保冷バッグと組み合わせて使うと良いでしょう。
保冷バッグは100円ショップにも売っているので、簡単に手に入れる事が出来ます。
普通のお弁当箱の場合は、お弁当箱の上にガーゼなどにくるんだ保冷剤を乗せて保冷バッグに入れてあげましょう。
冷気は上から下にいくので、効率的に冷やしてくれます。
気温が30℃以上の真夏日には、ペットボトルの飲物を凍らせてお弁当と一緒に保冷バッグに一緒に入れると、更に冷やしてくれるので安心です。
この時、ペットボトルの中身は1割位減らしてから冷凍しましょう!
冷凍すると膨張するので、爆発してしまう危険性があります。
まとめ
いかがでしたか?
梅雨~秋にかけての季節は、食中毒が発生しやすいので色々気を使う事が多いですよね。
しかし、菌が増えないように少し意識することで、安全なお弁当を作る事が出来ます。
大切な家族に、愛情たっぷりの手作り弁当をぜひ持って行ってもらって下さいね。