夫婦で葬儀に参列 香典の金額や書き方は?記帳や受付の仕方は?
訃報の連絡は突然入ります。急いで喪服や香典の準備をしないといけませんよね。
結婚後、夫婦で葬儀に参列する時に香典や記帳はどうすればいいの?と悩んでしまう人は多いのではないでしょうか。
私も迷い、失礼があってはいけないと色々調べました。
そこで今回は夫婦で通夜や告別式に参列する際の香典の金額や書き方・記帳や受付の仕方についてまとめました。
夫婦で葬儀に参列 香典の金額や書き方は?
香典は世帯単位で考えるので、1家族につき1つ。
明確な決まりはありませんが、結婚している夫婦の場合夫の氏名のみで香典を包むのが一般的です。
受付の際、芳名帳に妻の名前を書けば一緒に参列したという事が分かりますので、香典に妻の名前を記さなくても問題ありません。
夫婦別々で香典を準備するのは不自然ですので控えましょう。
連名にする場合があるのは以下の通り。
※地域によっては非常識と思われてしまう事もあるので要確認です。
・夫婦共に故人とご縁が深かった場合
この場合、夫の名前はフルネームで書き、妻は名前だけで構いません。
中袋にも名前・住所・金額はしっかり明記しましょう。
表書きは必ず薄墨で。中袋は黒のボールペンでも構いません。
ご遺族が読みやすいように丁寧に記入します。
漢数字は以下の表記となります。
一 | 二 | 三 | 五 | 七 | 八 | 十 | 万 | 千 | 円 |
壱 | 弐 | 参 | 伍 | 七 | 八 | 拾 | 萬 | 阡 | 圓 |
包む金額は?
夫婦2人分だから金額はどうすればいいの?と思うかもしれませんが、一人のときと同額で問題ありません。
1世帯につき香典返しも1つです。
故人とのお付き合いが深かった場合や、葬儀の後の会食に出席する場合には相応の金額を包みましょう。
こちらも確認が必要ですが、食事代の目安は5千円or1万円×人数です。
香典の相場は以下の通りです。
会社関係
20代 | 30代 | 40代以降 | |
上司 | 5千円 | 5千円~1万円 | 1万円 |
上司の家族 | 3千円~5千円 | 3千円~1万円 | 5千円~1万円 |
同僚・親戚関係部下 | 5千円 | 5千円~1万円 | 1万円~ |
同僚・部下の家族 | 3千円~5千円 | 3千円~1万円 | 3千円~1万円 |
親戚関係
20代 | 30代 | 40代以降 | |
祖父母 | 1万円~ | 1万円~3万円 | 3万円~ |
叔父・叔母 | 1万円~ | 1万円~3万円 | 1万円~3万円 |
親 | 3万円~10万円 | 5万円~10万円 | 10万円~ |
兄弟・姉妹 | 3万円~5万円 | 5万円~ | 5万円~ |
いとこ・その他親戚 | 5千円~1万円 | 5千円~2万円 | 5千円~3万円 |
知人他
20代 | 30代 | 40代以降 | |
友人・知人 | 5千円 | 5千円~1万円 | 5千円~1万円 |
友人・知人の親 | 3千円~5千円 | 3千円~1万円 | 3千円~1万円 |
近所の方 | 3千円~5千円 | 3千円~1万円 | 3千円~1万円 |
先生 | 3千円~5千円 | 3千円~1万円 | 3千円~1万円 |
ただし、香典は地域によって相場が異なります。
周囲の人や家族・親族にも金額を確認しましょう。
一般的に香典返しを受け取る場合は5,000円~
5,000円以下の場合は、香典返しを辞退することが多いです。
上記の金額はあくまでも参考としてください。
その他の注意点
・3千円・5千円・1万円・3万円・5万円・10万円など切りの良い金額が一般的
・新札・汚れたお札は使用しない(新札の場合は一度折り目をつける)
・不祝儀袋は袱紗(ふくさ)に入れて持って行く
葬儀に夫婦で参列 記帳や受付の仕方は?
夫婦で通夜や告別式に参列する場合、夫の名前と一緒に妻の名前も記帳します。
記帳の仕方も地域によって異なりますが
・夫とは別に妻も記帳する
どちらかになりますので、受付の方に確認してから記入すると確実です。
香典は夫の名前のみでも、芳名帳に妻の名前があれば夫婦で参列した事が分かるので、必ず奥様の名前も記しましょう。
香典の渡し方
(1)受付へ行き「この度はご愁傷さまでございます」と言い、一礼する。
(2)ふくさから香典を取り出し、「御霊前にお供え下さい」と言い、受付の方へ渡す。
※ふくさの向きを相手が見やすい向きにしてから渡しましょう。
(3)芳名帳に氏名・住所を記入する
当然ですが笑顔や大声は控えましょう。元気に挨拶する必要はありません。
まとめ
いかがでしたか?
年を重ねると訃報が増えます。
年代や関係性によって香典の相場は変わりますので、その都度しっかり確認しましょう。
マナーをしっかり守って失礼がないように故人を送り出してくださいね。
法事のマナーなどについては以下の記事でご紹介しています。
→喪服を持っていない時はスーツでも大丈夫?数珠は?必要なものは?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。