お彼岸にマイホームの契約は？縁起が悪い事は？墓参りに行けば大丈夫？
以前友人がお彼岸にマイホームの契約をしようとしたら両親に止められて驚いたという話をしていました。
「お墓参りにもちゃんと行くつもりだったのに、何でなんだろう・・」と悩んでいましたね。
お彼岸の時期にマイホームやマンションの契約をしてはいけないのでしょうか？
そこで今回はお彼岸時期の契約をしても大丈夫か・縁起が悪い事はあるのか・お墓参りに行けば大丈夫なのかという事についてまとめました。
お彼岸にマイホームの契約をしても大丈夫？
そもそもお彼岸とは春分の日と秋分の日を中日とする前後７日間でご先祖様を供養する日です。
この期間に仏壇を掃除したり墓参りに出向いたりする事を優先させる為、お彼岸中のお祝い事や契約ごとを避けるべきという年配の方が多いのではないでしょうか。
本来お彼岸はお墓参りをしたり法要に参加したりする時期ですが、お祝い事を慎まなければいけない時期ではありません。
喪中のように「身を慎む期間」ではないのです。
その為、マイホームの契約をしても問題はありません。
ただお彼岸は日頃家族を見守ってくれているご先祖様に感謝の想いを向ける期間だと言う事を忘れないようにしましょう。
昔の人は、その気持ちを優先的に考えている為、その他の祝い事や引っ越しや納車などの行事を入れるべきではないと考えているのではないでしょうか。
マイホームの購入に至ったという事も、ご先祖様が日々見守ってくれているお陰と思い、感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
何か言われたら「地鎮祭や上棟式や引っ越しは良い日取りを選ぶから大丈夫。ご先祖様への感謝の気持ちは忘れてません」と伝えましょう。
（本来、このような日がお彼岸と被っても問題はないのですが・・）
これらの日取りは仕事が休みの日に限られてしまいますので、全ての日程をお日柄の良い日にするというのはなかなか難しい事だと思います。
夫婦で相談して気にならないようでしたら、お彼岸の契約でも全く問題ありません。
お彼岸に行うと縁起が悪いことは？
お彼岸にお祝い事を避ける傾向がありますが、本来縁起が悪いことは全くありません。
ただ、一般的にはご先祖様を敬いお墓参りをするという期間なので避ける人が多いのではないでしょうか。
結婚式など親戚や友人達を招待する場合は「お墓参りに行こうとしていた人」の予定を変えてしまう事になりますよね。
祝い事に招く側の人は、招かれる人の都合を考慮する必要があるのでお彼岸は避けるべきという風に言われるのではないでしょうか。
ゴールデンウィークなどの連休やクリスマスも結婚式は避けられる傾向がありますよね。
こちらもやはり、旅行やプライベートの予定を入れようとしていた人たちのスケジュールをこちらの都合で代えてしまう為だと思われます。
お彼岸にお祝い事を行う事自体は仏教でも禁忌の定めはありません。
しかし、お彼岸にお祝い事やお見舞いや引っ越しなどをする事を気にする人が居ると言う事は忘れずに、頭の片隅に入れておくと良いと思います。
特に他人を招く行事ごとの際は、招待する前にお彼岸にお墓参りなどの予定がないかしっかり確認をとってからが良いですね。
特別この日でなければいけない！という場合以外は、お彼岸は避けた方が無難かなとも私は思います。
お彼岸に墓参りをすれば大丈夫？
本来お彼岸はご先祖様を敬いご供養する気持ちを持つ日で、忌み日ではありません。
お墓参りに行ければとても良いと思いますが、遠方で気軽に行けない事もあると思いますのでマイホームの契約をするからといって無理して出かけなくても良いでしょう。
そんな時は家の仏壇にお供えをして、ご先祖様に感謝の気持ちを伝るようにしましょう。
お彼岸と言う事を忘れてご先祖様に感謝の気持ちを向けないという事がなければ大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか？
本来のお彼岸の意味を理解すれば、マイホームの契約なども問題ありません。
しかしお彼岸の過ごし方については地域や年代によっても考え方が異なります。
そういった場合は相手に配慮した行動をとる事も大切ですね。